TUTAYAへ行ったら昨日はなかったハズのSTERIOGRAMの「SCHMACK!」を発見!どうやら単純に見逃していたらしい。
早速借りてパッケージを開けると”このCDはコピーコントロールCDです”の文字が。マイガッ。
何故?どういう事?どうしてipodのCM曲がはいってるCDがコピーコントロールCDなの?と怒りつつもイチかバチかCDトレイに入れてみる。
‥読めた。
どういう事?と、さらに詳しくパッケージを見ると、「windowsでは専用圧縮音源の再生となります」との事。
なるほど、そうやってiTunesでも読めるようにしたんだな。と、思ったら「Macでは再生できません」との文字が。‥もう分からん。読めたからいいや。
同時に「アイ・ロボット」も借りてきて観た。結構楽しめた。
かなりテンポよくストーリーが進むし、演出は素晴らしいし、画面全体の雰囲気もかなりいい。
ロボット達はCGで描かれているんだろうけど、”CGであるかないか”がどうでもよくなる程キレのいい動きをしてて、存在感もすごくあった。本当に存在してるみたい。カーアクションの時も思ったけど、CGである事を忘れさせてくれる演出と画面作りはなかなか素晴らしいのでは。
近未来の世界の”微妙な未来っぷり”も楽しめた。耳に直接付ける携帯電話は間違いなく存在してそう。いろんなギミックがストーリーにきっちりと絡んでくるあたりも無駄がなくてイイ感じ。
惜しむらくはストーリーの流れが完全にハリウッドのサスペンス物のパターンにはまってしまっていた事。つまり、「何か事件が起きて、主人公だけが”何か臭い”と感じて調べはじめる。しかし周りは非協力的で、何者かの妨害も受ける。何度かのピンチを乗り越えながら次第に事件の全体が明らかになっていき、そして意外な真犯人が‥!」みたいなノリ。
この作品も完全にこのパターンにはまってるもんだから、観ていてストーリー的に新鮮な驚きは特にない。だから「傑作」とはちょっと言えなくなってしまった。「佳作」って感じ。
でも、あきらかに製作者側の「映画史に残る傑作」ではなく「誰もが楽しめる娯楽大作」を作ろうとしている感じが受け取れたので、これはこれでいいのではないかと。
ただ、雰囲気とか展開の仕方がなかなか良かったので、途中一瞬「これは傑作になるかもしれない」と思ってしまっただけに、最後がソツなくまとまってしまったのがちょっと残念と言えば残念なわけで‥。
何事も期待のしすぎは良くないですな。